万年五月病

くだらないです

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

曇空

三度目の夜 今日は星が見えない 人工灯のみ照らす闇 心做しか寂しく思えた夜道 儚い灯火に過ぎないのに

喧騒

街灯がポツポツと照らす 窓の外に深緑色が広がる 薄暗い夜道を歩く 今日も星空に包まれる すれ違うのは風だけ 草木が揺れている 自然音だけが流れている

星空

散々だった夜が明け 鈍行に揺られ街から町へ 不安に包まれながら 非日常に足を踏み出した 色濃い一日を終え夜 街灯の無い下り坂 小さな画面越しでは 少しも伝わらない星空 フィクションみたいだった

煩い

聞きたくないよ 蝉の声も君の声も 七月の綺麗な青 茹だる様な熱度 閉篭もる窓の中から眺めてる

輾転反側

やるべき事は沢山ある 悩みも心配事も対して無い なのに今日も眠れない 物事を悪い意味で楽観視している 只の自暴自棄とも言える 輾転反側状態の方が幾分かマシだ

夜明

午前四時、白む空 昨日と同じように ベランダに腰掛ける くの字の煙草に火を点け 色付いていく空を見上げる 今日は何かが変わるだろうか 非日常を探し日常を彷徨っている

苛立ち

退屈な一日に嫌気がする 現状を変えようと足掻く 大抵の場合は無駄に終わる それでも足掻き続ける 手段を選ぶ事すら出来ない 何も持たない人間だから

日常

輝いていた一日が終わる また夜が明けるのを眺めている 永遠に浸っていたかった 余韻も冷めてしまい 彩の無い日常が戻ってくる くだらない日常に戻ってしまう

街の底

クソみたいな今日が昨日になる 相変わらず何も無い日々 絶望を繰り返し生きている どうしようもない日々を生きている 生きている限り闘いは終わらない 今日も街の底を彷徨い漂う

世界

この広い世界には 僕より歌が上手い人がごまんといる 僕より楽器が上手い人がごまんといる 僕より才能のある人がごまんといる 僕より辛い境遇で生きる人がごまんといる僕より現実に目を向け戦っている人がごまんといる僕より強い決意で歩んでいる人がごまん…

日々

どうでもいい一日が今日も終わる いつも通りに夜が明けていく 味を感じない朝食 モノクロの景色 狭苦しい部屋の中 息が詰まりそう 吐き気に魘される日々

肯定

自分自身を肯定し続ける 嫌いな人間を否定し続ける その行為に意味も価値も無い それでも死ぬまで続ける そうする事でしか生きる意味を価値を 見出すことの出来ない弱い人間