万年五月病

くだらないです

未来なんて来なければいいと思った

すべて次第に消え去っていく未来に光や希望はあるんだろうか、色褪せていく景色、温もりの無い社会、繰り返し続ける後悔と別れ、慣れ切って興味の失せた環境、更新しても減り続ける顔触れ、そこには消極的な世界が広がっている、その世界すら時代と共に腐り…

笹舟

昔 拵えた笹舟の如く 逆らう事なく流されて失せる

俯く影

真面目に生きれば偉い? 真面目に生きれば報われる? 真面目に生きれば悲しみは生まれない? そんなに世の中は綺麗じゃなくて 悲しみに包まれている そうやって言い訳をして また現実から目を逸らしている 荒み切った心はもう 修復される事は無くて 綺麗な記…

叫び

理不尽が蔓延る世界 心には未だ五月雨が降る 孤独と共に突き進み 曇天を穿ち空を眺める 「音による解放を」

悪夢

忘れられない記憶は悪い思い出ばかりで 忘れたくない記憶から色褪せていく 何時迄も鮮明に脳裏に蔓延る悪夢 共喰いする産まれたての子犬 訳も無く蹂躙される人々 蓋をしても匂う香りに乗って 悪い夢がフラッシュバックする

消失

人々に裏切られ 人々を裏切り 残ったものを溢し 何もかも離れていく それでも手放せないもの それでも譲れないもの そういうものにも裏切られ 何もかもを失っていく 哀しい笑顔に心を折られる 理不尽な怒号に心を潰される 涙だけが膠着いた空の心 ポケットの…

枯れる愛 枯れぬ哀

in the past

ねえ 明日が怖くてさ 暗闇に独り 沈むの もう 未来は来ないのさ 追憶に浸り 泳ぐの ねえ 忘れた振りしてさ 憎しみを殺し 笑うの もう 忘れられないのさ 朝焼けを睨み 僻むの

流れ続ける

蝉時雨は遠く 白い風が吹き始める 夏が眠りに就き 寒空が夜を包み始める 季節が廻り 再び訪れた夏に 彼等の姿は見当たらず 至る所に面影だけが残る 瞬く間に 無情に 月日は流れ続ける 季節は変わり続ける

終わり続ける

昨日が終わる 季節が終わる 永遠は何処にも無い すべてが思い出になっていく 抗う事など出来ず 感傷に浸る

作り笑い

媚び諂い偽りの笑顔を振りまくクソみたいな人間にはなりたくない、しょうもないプライド(ただの意地)は死んでも捨てない、本当にくだらない心の底から軽蔑している

価値

自慰行為を繰り返すような毎日に意味はあるのか?価値はあるのか?いつか報われるのか?報われたくて社会から外れた日々を送っているのか?裕福になりたくて苦悩し葛藤しながら詩を綴るのか?お前の夢は目標はなりたい者は理想像は?本当の理由は何だった?…

くだらない

酷い頭痛だけが友だち 誰も居ない部屋 ひとり吐瀉物を流す 混濁する意識 心地悪さに包まれる 嫌いなものだらけ 投げ出したいのに 今日も変わらず生きてる

狂う

叫び出しそうに 五月蝿い 脳裏を巡る 枯れた涙 昨日が色褪せた 理不尽に覆われた日々

いつも通り

クソみたいな日常が帰ってきた 窓を閉め切って部屋に籠る 何も無い部屋 溜まった洗濯物が散らばり 読みかけの小説が重なる 人工的な光に包まれる そこには昼夜も無くなり 気が付けば明日が今日になる 息が詰まりそう

壊れる

様々な景色 様々な思想 様々な音楽 様々な人間 帰ってきた喧騒の中 心が身体に置き去りにされる それでも夜明けは訪れる 夜空が光り 炸裂音が響く

覚悟

覚悟が足りない 本気じゃ足りない 全てを叫び 全てを捧げよう

戻る日常

雑然とした窮屈な部屋 飛び交う異国語 気が狂いそう 日常が嫌い

0→1

0から1を生み出す 実際は既存の10から0.5を貰い 0から1を生み出した気になってる

なのに

漸く慣れた窓の外の緑 漸く慣れた一本の坂道 漸く慣れた情景と星空 漸く慣れた優しい生活 漸く慣れたのに 今日が終わり明日が終わり明後日が来れば素朴ながら彩られた新しい日々は日常にはなれない 別れを告げれば 闇の中をバスに揺られ 日常という喧騒の中…

非日常の

新鮮で鮮やかな日々も終わり あと数日経てば喧騒の中に戻る 退廃的で退屈な日常に戻る 星空を見上げ感傷に浸る 何も無くて何もかもが有る場所

つめたい浴槽

浴槽の中 沈む意識 井の中で藻搔いている 大海に浮く船 見渡す水平線 塗れる淡い色 羽撃く白い鳥 永遠に青い海 鈍間な白い雲 優しい青い空 悪寒に包まれ目を覚ます 月は落ち 空は白んでいる 今日は昨日に変わっていた つめたい体温 つめたい浴槽 凍り付く肢…

音楽

自分だけの音を奏でる 自分だけの声を奏でる 自分だけの歌を歌う 自分だけの想いを叫ぶ

永遠

こんな日々はいずれ終わり こんな人生もいずれ終わる 永遠なんて何処にも無い

救う

どれだけ平和を願おうが叶わない どれたけ平和を歌おうが届かない

曇空

三度目の夜 今日は星が見えない 人工灯のみ照らす闇 心做しか寂しく思えた夜道 儚い灯火に過ぎないのに

喧騒

街灯がポツポツと照らす 窓の外に深緑色が広がる 薄暗い夜道を歩く 今日も星空に包まれる すれ違うのは風だけ 草木が揺れている 自然音だけが流れている

星空

散々だった夜が明け 鈍行に揺られ街から町へ 不安に包まれながら 非日常に足を踏み出した 色濃い一日を終え夜 街灯の無い下り坂 小さな画面越しでは 少しも伝わらない星空 フィクションみたいだった

煩い

聞きたくないよ 蝉の声も君の声も 七月の綺麗な青 茹だる様な熱度 閉篭もる窓の中から眺めてる

輾転反側

やるべき事は沢山ある 悩みも心配事も対して無い なのに今日も眠れない 物事を悪い意味で楽観視している 只の自暴自棄とも言える 輾転反側状態の方が幾分かマシだ